総 展 望

3度目Vを狙うエース・桐生順平 今年GⅠV2の毒島誠が相手筆頭

毒島誠が優勝したSGボートレースクラシックから2か月、GI戸田プリムローズ開設68周年記念で再び戸田の水面がアツくなる。

出場選手52人のうち、クラシックを走った選手は24人。そのうち12人が予選突破し、吉川元浩土屋智則桐生順平平本真之が優勝戦に進出。平本は準優勝、桐生は4着、吉川と土屋は失格に終わったが、シリーズをけん引してきたことに変わりはない。今度こそ頂点に立つべく奮闘するはずだ。

地元勢はベテランの中澤和志、ドリームに選ばれた桐生を筆頭に9人が参戦。クラシック夫婦出場で話題になった浜田亜理沙中田竜太は今回も揃って登場する。そして若手の畑田汰一松本純平は地元周年初登場。多く地元を走ってきた強みを発揮したい。
特に畑田は出場選手の中でも平均スタートタイミングが0.12と上位クラス。得意の外枠から豪快なレースに期待したい。

当地GI・GⅡV2の井口佳典、62周年覇者の笠原亮、クラシック予選2位の枝尾賢など、遠征勢の戸田巧者にも注目が集まる。

モーターについては、昨年7月から使い始めて10ヶ月経ちおおよその評価は固まっている。

直近5月14日までのレース終了後の2連対率の順位で見ていくと、1位で唯一50%を超える8号機は、未だ優勝がないのが不思議なほどで行き足や伸びが仕上がると節一級になる。2位の40号機は近況の上昇が著しく、優出回数はトップの9回。SGクラシックで宮之原輝紀がSG初優出を果たしたことは記憶に新しい。3位の42号機は、クラシックで山崎郡が準優した機で、行き足と伸びの加速感は上位。クラシックで吉川元浩が乗った36号機は好バランスで力強かったが、その後の勢いは一息。

その他で注目なのが6位の46号機。冬場に噴きまくり、春の時点ではエース機との評価もあった機で復活すればまた上位をにぎわす素性は十分ある。またクラシック優勝の27号機は毒島誠が、25号機もクラシックで桐生順平が大整備し上昇させた機でどちらも注目したい。